金沢市企業局広報戦略について
水需要の減少や物価高騰、施設の老朽化など、上下水道事業の経営環境は、年々厳しくなっています。
持続可能な経営を行っていくためには、市民の皆様の上下水道に対する理解や関心を深めていくことが不可欠です。このため、若年層を含め幅広い世代に向けて、効果的かつ効率的な広報戦略を検討しています。
学生と若手職員が連携した広報強化の取組
金沢まちづくり学生会議に所属する大学生と金沢市企業局の若手職員が連携し、若い世代に向けた広報のアクションプランを検討・策定し、実行します。
金沢市企業局施設見学
企業局は何をしているのか?まずはそこから知っていただくため、施設見学を行いました。
日々の暮らしを支えるインフラである浄水場や排水処理施設を実際に見て、その重要性や環境問題への貢献などについて学びを深めました。
学生たちの熱心な質問に、職員も丁寧に答えていました。
末浄水場

座学

沈殿池

急速ろ過池
城北水質管理センター

座学

最終沈殿池

消化ガス発電
学生・若手職員の声(一部ご紹介)
【学生】豊かな自然環境を生かしたイベント(浄水して綺麗になった水を使ったお茶会など)を通じて施設も知ってもらえば、新たな発見につながる。
【学生】水をきれいにするだけでなく、園地や発電など、環境や住民にも配慮したものになっており驚いた。
【学生】水処理施設では、できるだけ施設内でエネルギーをやりくりしており、電気・熱といった費用を最小限に抑えていた。
【職員】水質試験内容とその結果を、もっと発信すべき。
【職員】雨が降らない時期に、雨水増補管の見学が出来ると面白い。
ワークショップ
金沢市企業局の4つの基本方針「安全・安心対策の強化」、「温暖化対策の強化」、「経営基盤の強化」、「デジタル化の推進」の広報について、学生と若手職員は4つのグループに分かれ、活発な議論を行っていました。
広報戦略のアクションプランの候補として、具体的な広報アイデアが沢山提案されました。
A班『非常時に大変身!マンホールがトイレに!?』
・防災コミュニティを対象としたマンホールトイレ体験会
・マンホールウォークラリー
・SNS(Instagram/YouTube Short)で発信
B班『リアルとバーチャル 巡って知ろう企業局!』
・スタンプラリー(施設)を実施
・クイズラリー(HP)を実施
C班『企業局職員倍増計画』
・認知度向上の取組(受験生にマンホールカード配布、中高生向けの体験教室)
・Instagramで発信
・企業局でもインターンを実施
D班『上下水道ポータルサイトの広報施策』
・生活の役に立つチラシを配布(ポータルサイトへの誘導も)
・Instagramで発信
・KELネット(スタンプラリー)