金沢市企業局では、環境にやさしいさまざまな取組を行っています。
水道施設での電気のゼロカーボン化
末浄水場から供給される水道水は、水力電源100%の電気を使用して作られています。平成24年2月より、川から浄水場までの水の流れを利用した小規模な発電(小水力発電)を開始し、35%の電気をまかなっていました。令和3年4月に、残りの電気も水力電源100%の電気へ切り替えたため、現在使用している電気はすべてCO2排出量がゼロであり、これらの取り組みにより年間約300tのCO2が削減されました。
下水道施設での発電
河川放流での小水力発電
城北水質管理センターでは、下水処理できれいになった水を浅野川に放流しています。この流れを利用した小規模な発電を24時間行っています。
場内での風力発電
城北水質管理センターでは、処理場内で様々な方向から吹く風を利用した風力発電を行っています。どの方向からの風向きにも対応できるよう、風車は2段構造となっています。
消化ガス発電
城北水質管理センターでは、下水処理の過程で発生する消化ガス(バイオガス)を利用した発電を行っています。これにより、下水処理場内で使う電気の約13%をまかなっています。
民設民営の発電施設へ消化ガスを供給
臨海水質管理センターでは、下水処理の過程で発生する消化ガスを民間企業が同センター内に設置・運営する発電施設に燃料として供給しています。このことにより、化石燃料及びCO2の削減と経営の効率化を図っています。
下水処理水の有効活用
「下水処理水」とは、みなさまご家庭などから出た排水を下水道処理施設できれいにした水です。
通常、処理水は川へ放流していますが、その一部を道路消雪などに有効活用しています。
地下水に代わる水源として道路消雪に利用するこで、地盤沈下の防止にも役立っています。
活用例
- 下水道処理施設内の機械設備の冷却水
- 城北市民運動公園のトイレの雑用水・グラウンド散水
- 道路消雪