発電

水力発電所ってどんなところ?
水力発電所ってどんなところ?
水が落ちるときのエネルギーを利用して、電気をつくっています。
水力発電のしくみ
水力発電のしくみ
水が落ちるときのエネルギーで水車(タービン)を回し、水車につながった発電機を動かして電気をつくっています。つくられる電気の大きさは、水が落ちる高さと流れる水の量で決まります。高低差が大きいほど、また、落ちる水の量が多いほど、大きな電気がつくられます。水力発電は、水の力を有効活用して発電する再生可能エネルギーであるとともに、二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーとして注目を集めています。
全国で唯一の市営発電事業
金沢市では、全国で唯一、市営による発電事業を行っており、上寺津発電所、新辰巳発電所、新寺津発電所、新内川発電所、新内川第二発電所の5カ所の水力発電所で電気をつくり、電力会社へ供給しています。年間発電量は約1億4千万kWh(キロワットアワー)で、一般家庭の電力消費量に換算すると約4万世帯分に相当します。
いつから発電事業を行っているの?
大正時代の石板

金沢市の発電事業は、大正10年に始まりましたが、戦争により、国が電力を管理することになり、昭和17年に一度終止符が打たれました。戦後、「犀川に金沢市の発電所を復活させたい」という、当時の関係者の熱意や行動力が実を結び、昭和41年に上寺津発電所が完成し、市営発電を再開しました。

大正時代の石板

大正時代の石板が、今も所々に残っています。

なぜ、市営による発電事業は全国で唯一、金沢市だけなの?
犀川の源流から河口までがすべて金沢市内にあるという、地理的条件が整っていたことが大きな理由です。金沢市以外の公営の発電事業は、都道府県が行っており、全国で26事業者(金沢市含む)あります。
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ダム
ダム
金沢市では、犀川ダム、内川ダム、上寺津ダム、新内川ダムの4つのダムを使い水力発電を行っています。
細かな水量調整
発電所では、上流のダムの水を利用しています。ダムに入ってくる水は発電のためだけではなく、上水道やかんがい補給にも利用されます。そのため、発電管理センターでは、毎日、発電所の運転計画を検討し、大雨などの状況により計画を変更するなど、細かな水量調整を行っています。
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取水口
取水口
ダムから発電所へ水を取り込む入口。
取水口の清掃
取水口の清掃
水車に詰まるようなゴミは取水口のスクリーンで取り除いています。(取り除いたゴミは、巡視点検で処分しています。)特に、スクリーンの深いところのゴミは、潜水士が水中作業で清掃します。
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水圧鉄管
水圧鉄管
ダムから発電所へ水を送る導管。上寺津発電所の場合、1秒間に約12トンの水が管の中を流れています。
大きな水圧に耐えるために
大きな水圧に耐えるために
水圧鉄管は上から下へ行くにつれ、どんどん水から大きな圧力を受けます。そのため、水圧鉄管は上から下に向かうにつれ、壁の厚さが厚くなる(水の通り道はどんどん細くなる)ように作られています。
水圧調整
ダムから取り込める水の量は、一定ではありません。そのため、水圧鉄管へ送る前に、ヘッドタンクという水槽にためて水量の変化を調整します。また、サージタンクという水圧を調整する装置で、異常時に発生する水圧の急激な変化を吸収しています。
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発電所
発電所
水圧鉄管を通って流れ落ちる水の力で水車を回し、発電機を動かして電気をつくります。
発電機のしくみ
コイル
コイルのそばで電磁石を動かすと電気が生まれる原理を電磁誘導と言います。
発電機
発電機はこの原理を使って電気をつくっています。
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発電管理センター
発電管理センター
金沢市企業局が管理している5カ所の水力発電所は、センターで集中監視・操作しています。あわせて、職員による発電所巡視も月2回行っています。
雪にも負けず
雪にも負けず
冬季の点検は、発電所が雪の多い山手にあることから、現場にたどりつくまでが大変です。内川ダムから新内川第二発電所までの約4キロの道のりを、かんじきを履いて2時間かけて歩くこともあります。歩行中は、雪崩の危険もあるため細心の注意が必要です。発電所の管理は、自然が相手で大変なこともありますが、電力の安定供給のため、日々奮闘しています。
「あゆ」放流
「あゆ」放流
金沢市企業局では、自然の恵みに感謝を込めて、犀川・内川に毎年約3万匹の「あゆ」を放流しています。
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